コンサルの使い方を間違えないためには「理解・必要性・相性」の事前確認が大切

こんにちは!近藤です。
コンサルを使ってみようかな、申し込んでみようかなと考える理由とは
- 自分の才能やスキルを活かした仕事がなかなか見つからない
- 今の本業とは別に個人で複業を始めたい考えている
- 個人事業主として日々奮闘中
- 事業を多角化したい
- 時代に合わせた事業転換を検討中
他にもまだまだあると思いますが、多いのはこんな感じなのではないでしょうか。
今、世の中には〇〇コンサルタントを名乗る人がたくさんいますし、これからも増え続けるのは間違いないのですが、そんな中で自分に合ったコンサルタントをどのように見つけるか。
ここがコンサルの使い方における第一関門であり最大のお悩みポイントだと思います。
正直なところ、そのコンサルティング契約であなたがどの程度の結果を残せるか、希望通りの効果を得られるかはコンサルを受けてみないとわかりません。
なぜなら、結果を出すにはあなたの行動量がまずベースにないとダメだからです。
ただ、事前にコンサルの使い方に関しての正しい知識があれば、コンサルが完全に無駄になったり詐欺まがいの契約をしてしまったりといった時間とお金の浪費を回避することが可能です。
ではさっそくですが、コンサルを利用する際の注意すべき点はこの3点です。
- コンサルについて正確に理解しておく
- なぜコンサルが必要なのかをハッキリさせておく
- コンサルタントとの相性の大切さを意識しておく
目次
コンサルについて正確に理解しておく
ここの理解が曖昧なままコンサルを始めてしまうと、後から理想と現実のギャップに苦しむことになります。
例えばこんな場合です。
- コンサルタントは常に正解を提示してくれる
- コンサルタントに任せておけば全て解決してもらえる
- コンサルで得たノウハウは再現性が高い
- コンサルを受ければ楽ができる
- コンサルを使うことでやる気スイッチが入る
上記はコンサルに対する「勘違いあるある」ですが、これらの勘違いをしたままだとせっかくコンサルを受けても絶対に望む結果は出ません。
その理由について、それぞれ説明していきます。
コンサルタントは常に正解を提示してくれる
これはコンサルに限った話ではなく、そもそも人生において正解は存在しません。
ですから、コンサルタントができることは正解の提示ではなく、クライアントさん個々にカスタマイズしたやり方の提案や過去に他のクライアントさんが結果を出した方法の提供です。
確かに受験勉強では〇をもらえる正解が、会社では上司の決めた正解があります。
でも、個人が自分の力で仕事をやり続けるうえで「これだ!」という正解はないんです。
もちろん、その時々での正解はありますが、その正解にこだわり続けて変化を避けていると売れない、稼げない、集客できないなど、数年後には正解ではなくなる可能性が高いです。
<自分で行動&検証を繰り返した結果をコンサルタントと修正する>
この過程を経てしか、正解を手にすることはできません。
結局、自分にとっての正解を提示できるのは自分自身だけでなんです。
コンサルタントに任せておけば全て解決してもらえる
俗に言う丸投げってやつですね。
これも非常に多い勘違いなのですが、スキルを活かした仕事を見つけたい、複業で〇〇を始めたいなどの目標を達成するのはコンサルタントではなくご自身です。
仮に寝ている時間以外の全ての時間をコンサルタントと一緒に行動するならば、もしかすると丸投げでも瞬間風速的な結果が出るかもしれませんが、そんな密着型のコンサルは存在しないでしょう。
なぜなら、目先の課題をコンサルタントの力でクリアして結果を出したとしても、それがクライアントさんの本当につけるべき力にならないのが明白だからです。
コンサルを使うのであれば、受け身ではなく「自分が自分で」という前のめりな姿勢が前提条件です。
コンサルで得たノウハウは再現性が高い
「再現性の高さ」とはどういう意味なんでしょうか。
僕は再現性の高さを大々的に書いてあるコンサルカリキュラムは、大抵そのサービス提供者であるコンサルタントの「自分が成功したノウハウ」を真似すれば、あなたも成功を再現できるという表現だと認識しています。
乱暴な言い方をすると、そのコンサルタントと自分自身を比較して性格や能力・スキル、環境(人脈、家族構成、居住地の特徴等)などが完全一致していれば再現できるイメージです。
ですから、そのコンサル提供者が言うところの「再現性の高さ」を鵜呑みせずに、必ず自分のフィルターを通して実際にコンサルを受けている自分をイメージしてみるといいでしょう。
「今の自分が知らないこと、未経験なことを教えてもらうのがコンサルなんだから、イメージするなんて無理・・・」と思われたかもしれません。
そんな場合は「コンサルの内容」ではなく「やるべき内容のボリューム」「それにかかる時間」「実施における環境(家庭・職場・人間関係など)」についてイメージし、それを自分が実践できるかどうかの確認をしてみてください。
特に時間の確保・捻出に関しては「こんなはずじゃなかった、時間が全然取れない・・・」なんてことがほぼ間違いなく起こりますので「自分で〇〇時間くらいは使えそうかな」と考えた70%が実際に当てられる時間だと思った方がいいです。
コンサルを受ければ楽ができる
もし、楽を基準にするなら、コンサルを受けることはおすすめしません。
なぜなら、コンサルでは常に自分の頭を使って手を動かして行動することを求められるからです。
正確には、求められるというよりも自分で試行錯誤し苦しんで考えて行動できないと、新しく挑戦することは単純に身につかないということです。
完全に自主性に任せる、ガンガン進捗確認&報告を求める、スパルタ方式をつらぬくなど、そのコンサルタントによってやり方はいろいろですが「自分の行動&結果報告」がコンサルのベースになるのは同じです。
話を元に戻すと、コンサルを受ければ楽ができるのではなく、ひとりで考えるより視野が広がりアイデアが出やすいとか、他人(コンサルタント)に報告をしないといけないプレッシャーを自分の行動の原動力に変えられると言う意味で楽と捉えることはできます。
これがコンサルを使うことの大きなメリットのひとつです。
コンサルを使うことでやる気スイッチが入る
例えば・・・
- 高額なコンサル料を支払うことで自分を勢いづける
- 半年や1年といった長期の契約を結ぶことで結果につながる
- 有名なコンサルタントに教えてもらえば自分も変われる
みたいなことですが、これらは全て幻想に過ぎません。
冷静に考えると、どれも良い結果が出せる根拠とはならないからです。
ちょっと思い出して欲しいのですが、これまでに
- 道具だけそろえてやめてしまったスポーツや趣味はないですか?
- 毎月お金だけ取られて全然行動できていない習いごとはないですか?
- 有名人の本や動画からどれだけ行動につながっていますか?
誰でも残念な結果になっていることがひとつやふたつあるはずです。
コンサルは魔法でも誰も簡単に実践できる万能なノウハウでもなく、単なる道具のひとつです。
やる気を出したいのであれば、コンサル以前に
- なぜその仕事をしたいのか?
- 複業を成功させることで何を手に入れたいのか?
- 欲しい未来、人生の夢って?
など「自分を動かす強い動機につながることは何か?」を知るため、自分への問いかけにじっくりと時間をかけるべきです。
やる気スイッチは誰かが見つけてくれるものではなく、自分しか見つけられないものです。
ちなみに個人的にはやる気スイッチ(簡単にやる気をONにできるモノコト)なんてものは最初から存在しないし、そもそもやる気は瞬間的な感情の高まりなので当てにならないと考えています。
やる気がないとか出ないのは、行動する理由・意味・動機づけが足りないだけ!
コンサルを受けるなら、ノウハウよりも先に「考え方のコツ」の習得をサポートしてくれるコンサルやコーチングを受けることをおすすめします。
「考え方のコツ??」ってと興味を持っていただいた方は、自分の棚卸しを楽しんでやる方法がわかれば「ありのままの自分」が見つかります を読んでみてください。
はじめの一歩は「自分を知ること」からです!
なぜコンサルが必要なのかをハッキリさせておく

上述の通りコンサルはただの道具のひとつです、料理で例えるならレシピですね。
ですから「誰でも〇〇をするだけで・・・」「スキマ時間にスマホで5分・・・」「このノウハウさえあれば・・・」なんて簡単にできそうなイメージを売りにするコンサルには要注意です。
このレシピさえ手に入れれば三ツ星ホテルの味が自宅でも再現できる!って言われても「いやいや無理でしょ!」って本気にしないのに、それがコンサルの話になると「なんだかできそうな気がする」のは矛盾していますよね。
コンサルを受けてみようと真剣に考えるのであれば、その前に必ず
- 本やYouTubeからのインプットだけではなぜダメなのか?
- 自分に足りないのは本当にノウハウだけなのか?
- コンサルで得られるのはどういう結果なのか?
など、そのコンサルの必要性を客観的に時間をかけて判断する工程を持つべきです。
本当に必要であれば、3つの質問に対して、誰もが納得できる答えが出てくるはずです。
コンサルタントとの相性の大切さを意識しておく
コンサルタントとの相性の善し悪しを意識する人が少なくてびっくりするのですが、過去のコンサルがうまくいかなかった人のほとんどがコンサルタントとの関係性に原因があります。
まず、大前提としてコンサルタントとの関係性は「先生」と「生徒」ではありません。
教える側と教わる側という立場の違いはありますが、それは上下関係や主従関係に発展するものではないので、当然コンサルタントがクライアントさんから教わることも多いです。
例えば、クライアントさんがコンサルタントが知らない業界で働かれている場合、業界のことに関して詳しいのはクライアントさんでありコンサルタントではありません。
そうなれば、クライアントさんにヒアリングを重ねながらコンサルを進めていくのが普通であり、コンサルタントの考えだけを押し通すのは間違いです。
学生時代を思い出してほしいのですが、学校や塾の先生が生理的に無理、相性が合わないって感じた瞬間から、先生の話が耳に入らなくなりませんでした?
それと同じ状況がコンサル中に起きても、違和感に蓋をしてしまい我慢をしてしまうので、素直に頭や心に情報が入らなくなってしまう訳です。
シンプルに考えて、相手とのコミュニケーションが良好かどうかがもっとも重要なことです。
「人間の悩みは、すべて対人関係の悩みである」
引用元:DIAMONDonline 『嫌われる勇気』を読む(4)
とアドラー心理学の本で有名な『嫌われる勇気』の一節に書かれています。
今、ご自身の悩みを10個思い浮かべてみてください、全部ではないかもしれませんがそのほとんどが人間関係に関連しているはずです。
コンサルを検討する際にはコンサルタントとの相性を確認することは絶対に省かないでください。
「今、契約を決めたらコンサル料を50%OFF」「決断力が成功者の資質、今決めましょう!」みたいことを言われても熱くならずに冷静に「この人との相性は?」って考える習慣を持ってください。
最後に
「手段の目的化」・・・ある目的を実現するために手段を選択したはずが、いつも間にかその手段を実行すること自体が目的になってしまうこと
正直、コンサルではこの状況が起こりやすいです。
きっとコンサルに対して根拠なく期待しすぎて、その期待がしぼんで現実を目の当たりにしたときに、見ないフリをするからだと思います。
どんな道具でも使い方次第で結果は変わります。
包丁が人を幸せにする美味しい料理が作れる反面、人を傷つける道具になるように。
- コンサルについて正確に理解しておく
- なぜコンサルが必要なのかをハッキリさせておく
- コンサルタントとの相性の大切さを意識しておく
この3点をふまえておくことで、コンサルをうまく活用していただければと思います!
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