傾聴力を高めるテクニックよりも大切なこと

こんにちは! 近藤です。
傾聴は、老若男女例外なく、少しでも高めたいスキルのうちのひとつなので、多くの人がいわゆる傾聴ノウハウを集めたり、傾聴テクニックを磨こうとします。
が、実は傾聴力を高めるために、ノウハウやテクニックよりも前に身につけなければならない大切なことがあります。
それは
相手に興味を持つこと・相手を好きになることです!
定石通りにいくと、これなんですが・・・。
確かに相手に興味を持って・さらに好きになれれば、しっかりと相手に寄り添った傾聴ができます。
ただ、正直なところ、これがなかなか難しいんですよね。
僕は、前職がコールセンター 業界だったのですが、新人オペレーターさんに早く傾聴力を身につけてもらうために、研修や個別指導の場では、全然別のことを言っていました。
だって、顔が見えない・初めて話す相手に対して、一瞬で興味を持ったり、好きになったりするのはハードルが高いですから笑
傾聴力アップのためのはじめの一歩として、積極的に前のめりに聴くのではなく、まずは「無」の状態で聴くように伝えていました。
一般的に、傾聴力アップのテクニックとして
- おうむ返し
- 共感
- 相槌
- 沈黙
などをうまく使えるようになろう!と言われていますが、特に傾聴初心者の方には、足し算ではなく、引き算をおすすめします。
つまり
- 自分のことを話さない
- 「思いつき」を追わない
この2つをこれまでの自分の「聴く姿勢」から引くだけで、バンッと傾聴力が上がります!
では、それぞれについて、説明していきます。
目次
自分のことを話さない
人間は、とにかく自分のことを話したい生き物なので、ついつい相手の話題に横やりを入れ、最終的には横取りをして、自分のものにしてしまいます。
飲み会とかで、延々と自分の話だけして「楽しかった〜!」とご満悦の人、よくいますよね。
あれの逆を目指します。
- このアドバイスは役に立つ!
- 自分も同じ経験をしている!
- 明らかに言っていることが間違えている!
と思って、話したくてウズウズしても、一旦、我慢です。
話の着地点は見えたし、そろそろ一言と思っても、まだ我慢です。
おお、沈黙! これはチャンス・・・ではなく、まだまだ我慢です。
こんな感じで、自分が話したいという衝動を3回は我慢し続けてみてください。
表面上は、あなたは話さないのですから、当然、聴くことに専念しているような印象を与えます。
これを繰り返し実践するだけで、やがて習慣化され、他の人よりも「聞き上手」になれます!
「思いつき」を追わない
例えば、ずっと楽しみにしていたドラマの録画を夢中で観ている最中に、フッと全然関係ないことが頭をよぎった経験はありませんか?
- あれ?郵便来てるかな・・・。
- 明日の営業アポって何時だっけ・・・。
- 週末の天気は晴れて欲しいな・・・。
など、好きなことをしている時でさえ、こんな感じで「思いつき」に気を取られる訳です。
普段の会話の中で、相手の話に集中できなくても当たり前です!
この場合のポイントは、「思いつき」を採用せず、即却下することです。
脳は、2つのことを同時進行で処理できないため、必ず1つにしようとします。
相手の話を聴いている時に、全く別の「思いつき」が出てきたら、それを消すために相手の言葉や表情・動作に意図的に自分の注意を向けます。
もしくは、うなづく・相槌をうつなど自分からアクションを起こすことで、「思いつき」を振り払います。
「思いつき」に対して、目の前の会話への興味に上書きさせないようになれば、OKです!
まとめ
ネットで検索すれば、傾聴力を高めるためのテクニックに関する情報は、たくさん出てきます。
でも、傾聴力を高めるテクニックよりも大切なのは「聴く姿勢」ができていることなんです。
そのためにも、
- 自分のことを話さない
- 思いつきを追わない
ことを徹底して、「無になって相手の話を聴く」ことを最初に習得してください!
聴く姿勢・体勢がベースにあってこそのテクニックやノウハウの習得ですから、くれぐれも順番をお間違えのないように!近サルくん
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